日台の魂の交流~原台湾人元日本兵軍人軍属英霊顕彰の旅

年末年始篇 第29弾 令和元年12月29日放送

番組の趣旨

平成11年から開始された「海の彼方のニッポンを訪ねて」の旅も第21次を数えるまでになりました。今日では、(1)大東亜戦争で散華された台湾人同胞3万3千余柱の英霊顕彰と慰霊祭参列、(2)領台時代の魂を継承する現地台湾人との家族交流・兄弟交流、(3)御祭神他が日本統治時代に淵源を有するところへの参拝や訪問、(4)中華民國外交部をはじめとする各地への表敬訪問という4つの目的を持つまでに至り、日台の魂の交流事業として国際的に認知されるまでになりました。

第21次訪問の旅は、11月22日(金)から26日(火)までの4泊5日の日程で行なわれました。今回の大きな特徴は、(1)原田泰宏・田口俊哉団長代行による新体制での第1回目の訪問団が50名の団員で編成出来たこと、(2)第1日目に初めて台湾日本関係協会(郭仲煕秘書長)を表敬訪問しご歓待を受けたこと、(3)第1日目の夕食会に総統府機要室主任の陳銘俊氏がご挨拶に来られたこと、(4)第2日目に高雄の保安堂で慰霊式を行い、蓬38号艦 英霊返郷団主催の歓迎夕食会にお招きを受けたこと、(5)第3日目、数年途絶えていた宝覚寺大慰霊祭の前夜祭が講古伯聯誼協會(羅水連會長)により復活し、子供たちや地元の皆さんと親交を深められたこと、(6)第4日目の宝覚寺での原台湾人元日本兵軍人軍属戦没者大慰霊祭の斎行引継ぎと小菅団長の追悼と感謝の式典が台湾の皆様と現地で盛大に行えたこと、(7)第5日目に明石元二郎第7代台湾総督没後100年に相応しく、三芝の墓所で慰霊式が行えたこと、(8)沖縄支部9人と中学生1人を含め、4名の儀仗、3名の現地ガイドが加わり、大型バス2台の規模で、年齢、性別、動機他、多様性溢れる訪問団を編成出来たこと、(9)台北駐福岡経済文化&8FA6;事處の陳忠正総領事ご夫妻のお見送りとお出迎え等が挙げられます。

今回の放送では、現地での写真や団員の感想文等を交えながら、日台の交流事業として国際的に認知されるまでになった日華(台)親善友好慰霊訪問団の台湾での活動を紹介しながら、これまでの21次に亘る慰霊訪問の旅について振り返ってみたいと思います。また、明石元二郎第7代台湾総督没後100年にあたり、日本と台湾のこれからの関係、その中で慰霊訪問団の果たすべき役割等について考えて参りたいと思います。

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